LLCを交換した。
ラジエター側のエア抜きプラグは、破損み対応品だったがすんなり緩んでくれた。
ヒータ部のエア抜きプラグ、ラジエターのドレンボルトや車体下側パイプ部のドレンボルトもてこずることはなかった。
しかし、エンジン側のエア抜きプラグが対策品だったにもかかわらず、あっけなく根元からもげた。
対策品だからと油断していたわけではなかったが、ペンチで挟んで回したら折れた。
作業スペースを確保するためインタークラーを取り外すところから始めた。
ウォータインレット ユニオンにのこったプラグの残骸を抜かなければならないが、マイナスドライバーで回転方向に力を加えてもびくともしなかった。
仕方ないので、エキストラクタで抜くためドリルで結構深く穴をあけたが、樹脂なので引っ掛かりもすぐに削れてしまい空回りしてしまった。
あまり深く穴をあけると冷却水経路に樹脂のかけらが入ってしまう恐れがあったのでウォータインレット ユニオンを外すことに切り替えた。
そもそもウォータインレット ユニオン自体が外れるか不明だったので、品番検索してウォータインレットと分離可能なことから確認する羽目になった。
水回りのねじなので折れたらこの連休中のドライブなどはなくなることを思いつつ、緩める、締めるを繰り返しながら外すようにした。
どうにか緩んでくれたのでほっと一息、が次の難関が待っていた。
回転するとエア抜きのパイプが周りのウォータホースと干渉して抜き取りできない状態だった。
仕方ないので、ウォータインレットを緩めてユニオンの回転スペースを確保することにした。
この部分は、サーモスタット(90916-03060)があり、ガスケット(16325-63010)もある。
緩めるならサーモスタットを交換したいし、最低限ガスケットは交換するべきだと思っている。
しかしこんな状態になることは想定してなかったため両方とも手元にあるはずがない。
仕方ないので、再利用し、漏れてきたら替えることにした。
やっとの思いでユニオンを外し、かなり深い穴をドリルで開けてエキストラクタで抜いた。「こんなに固いのか?」ってくらいに固着していて、折れるのも仕方ない状態だった。
このリカバリーに3時間くらい時間を費やすこととなった。
LLC自体の入れ替えはそれほど時間はかからなかった。
エア抜きに1時間くらいアイドリングしたが、抜けにくいようなことはないと思った。
(実際は抜けてないのかも。)
一度温度が下がるのを待ってから、30分程度の試運転に行ったが水温の上り具合も今までと変わらない感じだった。
次もLLCの交換をするかといわれると迷うところだが、今の気持ちは整備業者様にお願い大砲が強いかな。
ちなみに、ヒータとラジエター部のエア抜きに使うホースは、内径8.5mmを用意しておくといいです。
また、リザーブタンクとユニオン間の常設のエア抜きパイプ(90447-08006)は廃盤になっているみたい。リザーブタンク接続部とユニオン接続部の中間あたりがエア抜き確認するために透明パイプなっているもの。今回の作業の影響かユニオン側から抜く際に亀裂が入っているのを発見し20mmほど長さを切り詰めた。ユニオン接続部のゴムパイプ径は内径8mm外形12mmになっている。リザーブタンク側は未測定。次のLLC交換時にサイズを測って同様のパイプを用意しておこうと考えている。
あと、廃液(古いLLC)は有害なので、下水に流してはいけません。私は、高分子給水ポリマー(オムツの給水材と同じようなもの)とかいうものに吸収させて可燃ごみとして処分します。
TOYOTA MR2(AW11/MK1)のメンテナンスを主に、趣味で行っている車関係の作業を記録しています。
時には作業だけでなく、出かけた先の情報も載せたいと思っています。
※現状の背景は、スマホカメラで撮影した早朝の富士山です。
2025/05/03
ラジエター液の交換3
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